書への取り組み~古典について:科学的に検証し真の姿を明らかにする。芸術としての書:前衛書で自己表現

硯鑑賞

硯鑑賞

良い硯とは発色の良い墨汁がつくれる硯です。ただ単に墨おりの良いものではありません。日本の墨で磨墨のみ重視するのであれば、老坑で青花があるもので十分です。値段はもっと張りますが老坑水巌なら発色も良くBESTです。
しかし中国の古墨(清中期以前~明)は老坑水巌大西洞で赤ちゃん肌の超良硯(相当にお高い値段)でしか磨れません。しかし、このような硯は日本の墨との相性はあまり良くありません。中国の本物の古墨であれば面白いように磨れ発墨も抜群です。
墨と硯は愛称の良し悪しがあります。使い分けることが必要です。手入れもとても大切です。
手入れしだいで良くも悪くもなります。
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老坑水巌東洞 壺硯
清花が斜めにびっしりあります。厚さは10mm程度です。
王近聖で清硯したところ色も落ち着きました。
磨墨は良好です。
壺硯

老坑水巌水帰洞 実用硯
見た目、何の石紋もなくどうってことない硯に見えますが
水をつけ太陽下でよく観ると清花があります。渇いた状態では
無紋。しかし実は水帰洞だったのです。
磨墨よく、デザインも日本人好みで実用には最適の硯です。
残念ながら蕉葉白はありません。大変お安く購入できました。
水帰洞

老坑水巌東洞 平豆硯
蕉葉白があります。東洞は地味ですが鋒鋩はとても強い。和墨、唐墨ともに磨れます。明墨との相性は抜群といわれますが明墨の持ち合わせがありませんので真意はわかりません。
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老坑水巌大西洞 硯板(湿水図)
小品ですが試墨するには重宝します。魚脳、蕉葉白があり、磨墨抜群です。
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古硯老坑水巌大西洞
やっと手に入れた古硯。まさしく真品大西洞です。何と滑らかで緊密な石質。まさに赤ちゃん肌。
写真では解りにくいですが、魚脳、金線、青花、馬尾 の紋があります。
大きさは縦22cm、横12cm厚さ2、7cmで風格があります。
清時代の王近聖等の中国古墨は面白いように磨れます。古墨の真贋を見極めるリトマス試験器と言っていいでしょう。
王近聖の墨汁で3ケ月ほと清硯したら日本の墨も面白いように磨れるようになりました。

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老坑水巌(清時代)
これぞ、まさしく老坑水巌といった板硯でしょう。大きさは6吋程ですが風格満点です。裏面に硯の特徴を彫っています。
「色は馬の肝で眼があり・・・泉が湧き出ている・・」とあり、購入したときにあなたの雅号にぴったりの硯だといわれました。
硯面の瑕疵を泉に見立てた漢文を裏面に刻し付加価値に変えるとは恐れ入りました。
表面
老坑水巌
裏面
老坑水巌 裏面

麻子坑 瓜様硯(かようけん
よくある古硯です。骨董市で手に入れました。店の主は老坑と思っていたらしく、これは麻子坑だといったらがっかりしていました。4吋の小さな硯です。でも結構なお値段でした。よく磨れるので意外と重宝しています。
麻子坑

老抗はとっくに閉じ近年は抗子巖も閉坑されました。麻子坑はまだ掘っているようです。

信用のある店に足しげく通い顔なじみになると良い硯を拝顔できますし適正な価格で譲ってもらえます。自分の足で探すことです。
骨董市で掘り出し物を手に入れるのは難しいと思います。やめたほうが良いです。

養硯には汪近聖、汪節庵の清墨が必須なのですがホウ古ばかりで
本物がなかなか手に入りません。
真贋は磨墨して色だししないと見た目ではわかりません。(もっとも本物の色だしサンプルをもっていないと比較するのほ無理ですが)
清墨は使われてしまい残数が少ない。
私も小指より細い汪近聖1本しか持ち合わせがありません。後、どのくらい清硯できるのか不安です。

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